セサミンと効果

セサミンというとサプリメントで大人気の栄養素の一つです。
セサミンが最も多く含まれている食材は胡麻です。
胡麻の栽培記録は紀元前1300年も昔にさかのぼります。
日本にやってきたのは、仏教伝来の頃といわれています。

密教の食膳に用いる五穀の一つなので、禅宗などでは肉の代わりのタンパク源として様々な料理に使われており、今の日本人にとっては懐石料理にかかせない食材の一つですね。
この様にはるか昔から食べられてきた胡麻ですが、その薬効も優れているので薬膳に欠かせない食材の一つとなっています。
気力を増す、肝臓・腎臓の働きを強くする、毛髪を黒くする、筋骨を強くする、産後の乳汁分泌を促す、などの効果があるとされていて、毎日食べたい食材の一つですね。

黒胡麻と白胡麻とがありますが、栄養学的にはどちらも同じです。
江戸時代の食に関する大著で「本朝食鑑」というのがあります。
ここには「黒胡麻は腎に作用し、白胡麻は肺に作用する。
倶(とも)に五臓を潤(うるお)し、血脈をよくし、大腸、小腸の調子を整える」と書かれています。
腎臓にも、肺にも、さらには五臓六腑の血の流れを良くしてくれて、大腸も小腸も調子良くなる、という意味です。

胡麻の一粒は小さいけれど、ものすごいパワーを秘めているようですね。
胡麻からは油もたくさん採れます。
この胡麻油には解熱作用、虫毒の解毒などの薬効があると言われています。

この胡麻の油の栄養素の特徴は脂質にあります。
胡麻に含まれる栄養素の60%を占める脂質ですが、不飽和脂肪酸がとてもたくさん含まれているのです。
不飽和脂肪酸には、リノール酸やオレイン酸などいろんな種類があります。

血液中の中性脂肪を減らしてくれて、コレステロールの値を調節してくれるので動脈硬化の予防に効果があるといわれています。
ただ残念な事に不飽和脂肪酸は酸化しやすい栄養素です。
青魚にもたくさん含まれることで有名ですが、胡麻の不飽和脂肪酸はセサミンによって守られているので酸化しにくいのです。
セサミンの酸化防止効果は驚くほどなので、体の酸化防止にも大変役に立ってくれる栄養素なのです。
知っておきたいセサミンの効果的な摂取方法についても参考にご覧ください。